全力疾走の経営 サムスン電子 (2014/7/22)

sakubiji#2

弊社主催のオープン勉強会でサムスン電子を取り上げた。

朝鮮戦争を経て、世界の最貧国だった韓国。

政治が安定しない中、家電の下請工場から出発し、無謀と言われながら70年代に半導体製造に参入。

アジア通貨危機を乗り切り、携帯電話で知名度を上げ、ここ数年のスマホブームでさらに事業を拡大し、昨年の売上は約22兆円。

いまやトヨタ自動車に匹敵する超巨大企業である。

 

議論を通じて小生が感じたことは、施策が単純で直線的であることだ。

ダメもとで発言したようなアイデアが、誰もブレーキを踏まずにそのまま実現に向けて動き出す。

デザインが大事、となればデザイン拠点を世界の大都会につくり、デザイン学校も運営する。

携帯電話に力を入れるぞ、となれば大学と共同で「携帯電話学科」をつくる。

ソフトウェアが弱い、となればシリコンバレーに研究所を6カ所もつくる。

地域ごとの文化を理解して社会に溶け込むことが大事、となれば「地域専門家」社員を各地に派遣して、仕事そっちのけで文化の吸収に努める。

こうあったらいいな、ということに手間を惜しまず、愚直に実行する。

 

直面している課題は、スマホ依存の収益構造だ。

スマホの次に何を収益の柱とすればよいか分からない。

だから、とにかく腕時計型端末やメガネ型端末など、化けそうなものには手をつける。

もちろん、エネルギー分野や環境分野、医療機器など、確度が高く成長しそうな分野にも手をつける。

できる、できないはその次に考える。

 

金持ちの賭け事よろしく、とにかく手を広げて結果を待つ。

分からないことは分からないと割り切り、なりふり構わず博打を打つ。

素早く愚直に一生懸命やって、ダメだとわかればすぐに手を引く。

攻めも守りも全力疾走。

勉強し過ぎて足がすくみがちな、わたしたちへの教訓だ。

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