経営にセオリーはないというセオリー (2014/8/1)

先日のまーけんで取り上げた『これからの経営は「南」から学べ』ラム・チャラン、日本経済新聞社2014年。

「南」とは、北緯31度より南の新興国や発展途上国。

ビジネスチャンスはそこにあり、そこに目を向けて経営をしなさいというメッセージ。

 

北側(=先進国)の企業は金融機関の要請で短期志向になり、経営の「常識」に囚われている。

特に「コア競争力」なんて発想は捨てなさい。

「南」の成長企業を見よ。

やったことない発電所建設や通信ビジネスことでも貪欲にチャレンジし、なんとかやっているではないか。

地域ごとの文化や習慣を認め、政府や有力者との人脈をつくり、規制の変化を素早く読み取ってがむしゃらに行動しないといかんのだ。

 

まあ、経営のセオリーなんてものはないよね、というのが著者の主張。

しいて経営用語を使えば「マルチコンテキストの理解」といったことか。

尋常ならざるモチベーション、経営の嗅覚、寝る間も惜しむ行動力。

属人的な資質が問われ、経営学の出番は限られる。

 

シンプルにお客さんと社会環境に柔軟に対応し、経営こうあるべしという言説は疑えと。

ということは、この著者の主張も疑わないと。

なんだかラッセルのパラドックスみたいな話になってきた。

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