カドカワとドワンゴが統合しなければならなかった訳 (2014/12/7)

12月6日(土)、桜橋ビジネス勉強会の第4回「カドカワとドワンゴは何をしようとしているのか?」を開催。

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カドカワとドワンゴの業容を確認しながら、10月1日に発足した 株式会社KADOKAWA・DWANGOの思惑を議論。

弊社スーパーアルバイターの大学生オグラ君のニコニコ動画解説も交えながら、「答えの出ないことを考える」という当勉強会の主旨に沿ったものに。

 

ドワンゴの”天才”川上量生氏の主張の軸は、「ネット時代におけるコンテンツ業というのは、自力でプラットフォームを作れる力を持つことが決定的に重要で、エンジニアと一体となったネット企業にならないと勝負できない」ということ。

技術が「重要」というのは誰しも考えることだが、「自力で」プラットフォームをつくれること、すなわち技術者を社内に抱えないといけないとしている。

社員として技術者を抱えなければいけないということは、要するに外部の企業に発注できないことがあるということだ。

新しいサービス企画は、技術力の裏付けがないと現実化できず、そのスピードこそが競争力になるということだろう。

 

さらに、対価が金額換算できないようなあいまいな仕事、すぐに金銭的成果に結びつかない仕事こそが重要だというメッセージでもある。

技術者の自由な発想力をもとに試行錯誤しながら、独自のサービスを創造すること。

単なるコスト換算で”Make or Buy”を決めるという単純な話ではなく、IT技術の分野においては、何の役に立つのかがすぐに分からないような研究を含め、豊かな技術開発基盤をつくる必要があるということだろう。

 

カドカワとドワンゴの統合後の戦略が分かりにくいという批判が出ている。

川上氏自身も今後の戦略は「分からない」と発言している。

言葉や金額で表現できる分かりやすい戦略が描けるなら、統合しなくても良かったのだろう。

それらで表現できないからこそ、統合して互いのリソースを「内製化」して、彼ら自身もどこに着地するかわからない試行錯誤を推進する。

そういうことなんだと思う。

 

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