日本の生産性 (2015/4/22)

月曜日のまーけんのお題は『日本の生産性の動向 2014 年版』公益法人日本生産性本部生産性総合研究センター、2014 年12 月。

まずは生産性ということばの確認から。

このレポートで触れている生産性には、「労働生産性」と「全要素生産性」がある。

どちらも分子はGDPで、分母が違う。

ちなみに、GDPは国内総生産で、日本国内の生産活動の付加価値額の合計。

労働生産性は、GDPを労働者数や総労働時間で割る。これは分かりやすい。

 

一方で全要素生産性という言葉は耳馴染みがない。

GDPは、投下された労働や資本が増えると上がるが、ビジネスが上手な国とそうでない国は、上がり方に差がでる。

その経済活動の「うまさ=効率性」が、全要素生産性だ。

労働の使い方だけではなく、資本の使い方のうまさも含む、総合的な指標である。

総合的だが、複雑な関数で算出された数字なので、労働生産性より実感が伴いにくい。

 

という前提を踏まえ、知識不足を痛感しながらも、わいわいと議論。

最後にナカムラさんがうまく3点にまとめてくれたので、それを記す。

ちなみに、「うまく」というのは「テクニカルにそつなく」や「コンサル的に狡猾に」という意味ではなく、「議論を総合的に」かつ「見事に」という意味である。

 

①生産性にもいろいろある

先に記した2つの違いを学んだということ。

「生産性」という言葉が出たときは、それが何を何で割っているのかをよく確認する必要がある。

 

②日本は結構健闘している

労働生産性はリーマンショック以降最高水準になり、全要素生産性でも各国の中で健闘している。

欧州諸国が苦戦している中で、頑張っていると言えるのではないか。

ちなみに、うわさに聞いてはいたが、スイスの生産性はやっぱり高い。

 

③単純に労働生産性を上げればよいということでもない

労働生産性が高い国の筆頭はカタール。

人が少なく、資源がたくさんあるからだ。

労働生産性を金科玉条にすると、人を減らし、究極には無人化を目指すことになる。

これは「近代化」の原則ではあるが、社会的にはそれでよいということにはならないだろう。

機械にできない人間の仕事は何か。

それを追求していきたいものです。

 

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