規制緩和と市場競争 (2015/9/7)

5日(土)の桜橋ビジネス勉強会のテーマは、NTTドコモ、au、ソフトバンクの三つどもえの競争について。

iモードで圧倒的な優位に立っていたドコモが、第三世代携帯FOMAでヘタを打って隙を見せる。

そこに乗じて、auが若者層をターゲットとした教科書的な施策でシェアを上げる。

06年、ソフトバンクがボーダフォンを買収して携帯キャリア市場に参入。

基本料金を劇的に下げた「ホワイトプラン」でシェアを伸ばし、犬のCMを投入し、iPhoneを投入して消費者の関心を一手に集める。

ドコモは2002年頃から一貫して市場シェアを落とし続け、auは教科書通りのマーケティングでシェアを上げ、ソフトバンクはトップダウンの強烈で素早い施策投入で競争のルールを変えた。

資料作成の時点での整理はそんなところ。

 

ところが、みんなと議論しているうちに違う世界が見えてくる。

一見、激しい競争のように見えるが、3社ともまだまだ利益が出てるやないかと。

経常利益の日経ランキングを確認すると、直近の決算でソフトバンクは3位、ドコモは4位、KDDI(au)は7位。

ちなみに1位はトヨタ、2位はNTT。

通信会社が10位内に4社入っている。

施策次第で一気に赤字に沈むパナソニックやシャープの市場とは違うぞと。

まだまだ価格を下げる余地はあるんじゃないの、という見方がひとつ。

 

さらに、市場を開放する側のドコモのシェアが落ちた最近になって、ようやく市場が「開放」されたと見なされ、細かいレベルでの競争条件がほぼ同じになった。

だから本当の競争は今からだという見方がもうひとつ。

 

ドコモは「タワーレコード」や「らでぃっしゅぼーや」に資本を入れ、コンテンツの強化に余念が無い。

犬のCMが食傷気味で、孫さんの関心がすっかり米国とロボットに移ったように見えるソフトバンクも、Netflixの配信を手がけてコンテンツの充実を図る。

また、今年の11月くらいからSIMフリー端末・回線の商戦が本格化するらしい。

ドコモがそろそろ本気を出すのかどうか、注目して行きたいと思います。

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