■シーン1:
いやあ、ここの店は24時間、いつ行っても品ぞろえがいいですし、品切れもなくて欲しいものがすぐ手に入ります。
パンもそんじょそこらのものより断然おいしいですし、いれたてのコーヒーも一級品ですよ。
お金もおろせますし、公共料金も支払えますし、ネットで買った商品の受け取りもできます。
もうホント、助かってます。まさに社会インフラです。
この店がなくなったら、どうやって生活していいか、想像できませんね。
■シーン2:
なに!? 売れ残りが怖いから弁当の発注を抑えるだと!?
欠品は悪だって何度言ったらわかるんだ! 弱気にならずにしっかり発注しろ!
あ、でも在庫余らせたらあなたの責任ね。
そうそう、メーカーさんも品切れ起こさないように生産体制よろしくお願いしますよ。
え? もっと生産計画立てられるように事前に発注数決めてほしい?
お客様は気まぐれなんだ。そんなことわかるわけないでしょう。
そこをなんとかうまい具合にもの作りするのがあなた達の仕事ですよ。
ま、注文するかどうかわからないけど、材料在庫はしっかり持っておいてくださいね。
■シーン3:
近くにマンションできてお客さんが増えて、これでやっと楽になると思ったら、町内にライバル店が続々できちゃいましたよ。
違う会社のライバル店ならまだ闘争心もわきますけど、同じ看板の店がこうも出ちゃうと心が折れますね。
ドミナント戦略っていうんですか、理屈はわかるんですけど、やってる方は競争が激しくなる一方で、未来が描けませんね。
みんなスマホになって、どんどん新しいサービスもできてきますが、改革ってやつは疲れるもんですねえ。。
本部からは「そんなぬるいこと言ってるんじゃねえ!」と叱られますけど。
■設問:
さて、これらのシーンを踏まえ、好ましい未来のためにどのようなアクションが必要か、あなたの考えを述べなさい。
(2017/1/8)