味方にすべき人  (2017.6.11)

理事長室と書かれたドアの奥には大きな黒塗りのテーブルがあって、座面に奥行きのある革張りの椅子に、Sさんと並んで腰かけた。

Sさんは前々職の先輩で、研究所で数々のヒット商品を開発された業界の有名人。

3年前に研究所長を最後に定年退職した後も、いくつもの企業で商品開発のお手伝いをされている。

小生の知人がいる専門学校が新たに専門職大学という4年制大学を作る構想を持っており、講師候補のひとりとしてSさんをご紹介した次第。

さすがSさん、専門学校が大学を作るうえで前提となるリアルなニーズは何かと鋭く質問。

学校側のコンセプトの弱さを突いてこれから取り組むべき課題をつまびらかにし、それを克服すればすごいことができますねという熱いエールを送られて最初の顔合わせはぼどなく終了。

 

その後、二人で晩御飯をご一緒する。

最後にSさんとお会いしてから15年くらいの時間がたっている。

メールアドレスや電話番号も分からなかったので、年賀状を頼りに手紙を書いて今回の面談にこぎつけた。

変わらないアグレッシブさでセンチメンタルな昔話は一切なし。

 

人生、いろいろ大変なこともあるはずだが、あらゆるできごとのポジティブな面のみに光を当てる特殊な能力をお持ちなので、お話ししていると世の中が希望で満ちているような感覚になる。

研究所という閉じた世界で生きている人の中には、自分の専門性にこだわりがあるだけに、どうしても言動が自分基準になって、結果的に他人の意見を否定するオーラを出している人もいる。

Sさんはそれとはまるで対極の人で、拙いアイデアでも受け止め、真剣に実現までの道のりを考えてくれる。

味方にすべき人はこういう人である。

 

日本酒をぐいぐいやりながらお互いの著書や論文を交換し、Sさん行きつけのホテルのバーへ。

メーター上がり過ぎてあくる日は久しぶりに二日酔いで終日リハビリモード。

お酒の飲み方もスーパーポジティブなままのSさんでした。

 

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