北京ツアー報告第二弾(桜橋ビジネス勉強会)(2017.10.21)

作日、桜橋ビジネス勉強会で、北京ツアーの報告会を行った。

以下は報告、意見交換を経た後の私個人の備忘録。

zentai

 

■全体 (中津さんレクチャーを踏まえて)

nakatsu

・常に競争意識があり、ファイティングポーズをとっている感じを受ける。家庭教育が「これをすれば褒美を上げる」といったモードになりがちで、何事も「損得・取引」で考える習慣を身につけてしまうことが一因。

・就職にしても企業にしても、「夢を実現」というふわっとした動機ではなく、「どうやって生き延びるか」の現実的な解を求める思考がベース。

・SNSの普及で日本の「おもてなし」の良さが急速に認知されており、それを学び取るのも時間の問題だろう。あの人口規模にソフトパワーが付いたら、経済力としては勝負あり。

 

■ビジネスの進化 (吉川さんご報告)

yoshikawa

・北京師範大学で日本語専攻され、ヒューレットパッカード社を経てAmazon Chinaに勤務されているヤンさんとのディスカッションを踏まえたご報告。

・中国の四大発明は羅針盤・火薬・紙・印刷術。現代版の中国四大発明は新幹線・アリペイ・自転車シェア・ネットショッピングと言われている。国主導の「常識」のようだ。中国の発明?という疑問符も付くが、これらの技術やビジネスモデルを磨くことが当面の中国経済を牽引すると考えてよい。

・報告担当いただいた吉川さんから、それぞれ「人の移動の革命」「決済法の革命」「小移動の革命」「流通革命」とみなすことができるとの示唆。

>新幹線

・北京を中心に総延長2万2000kmで、比較的安価に大都市間を結び付ける。ちなみに日本の新幹線は3,041km。規模が違い、スピードも時速350km出るのが自慢。

>アリペイ

・アリババグループがやっているキャッシャレス支払いサービス。ほぼなんにでも使えるようだが、泊まった5つ星ホテルで使えなかった。まだ絶対的な信用はない模様。

・驚いたのは、金利をつけて預かり金を増やしていること。ヤンさんも給与振り込みの銀行口座からすぐアリペイにお金を移動するらしい。アリババグループの資金調達機能を担い、銀行要らずのビジネスモデルを築いているのがすごい。

・日本ほど銀行からの圧力が高くない感じだが、さすがにいろいろ規制を呼びかけているらしい。日本は消費者保護の名のもと、銀行を脅かすような新サービスは出にくい。。

>自転車シェア

・去年5月に突如現れ、瞬く間に庶民の生活インフラになった。多くの業者が乱立し、数年のうちに景観問題などが顕在化するのは必至。大手業者同士の合併報道もあり、すでに業界再編の時期でもあるようだ。

・時間貸しのシェアビジネスは、「公園でのバスケットボール貸し」にまで拡大している。

>ネットショッピング

・ネットの普及と道路の整備で、これまで店舗がなかった農村地帯での購買が増えている。

・ウィキペディアによると、中国の高速道路の総延長は2016年末現在約130,000km。近年は年平均で約6,000km以上 延びている。ちなみに、日本の高速自動車国道総延長は9,265.8 km。2年で日本を優に超えるスピード。ヒトとモノの移動がますます進む。

・ネットショッピングはなんでも宅配される。配達料3元(約50円)と安いので、近所の店のランチもオフィスに届けてもらうのがスタンダード。

・先に挙げた自転車シェア事業は、将来的には自転車+人を機動的に結び付けて、物流機能も担うつもりかもしれない。

 

■インキュベーション施設(浜口さんご報告)

hamaguchi2

・起業家と投資家、およびベンチャー企業で働きたい人を結びつけるガレージカフェは、政府肝いりの施設ということで、いわばベンチャー企業版ハローワークである。

・大卒初任給は1万元(17万円)程度と結構高い。大卒でも就職先がないと報道されているが、ヤンさんいわく、給料の要求が高すぎるからこと。条件を下げればいくらでもある。都会と地方の給与差が大きいので、高い給料を求めるひとつの方策として起業という選択肢が選ばれるのだろう。

・それなりの教育を受けた人がたくさんいて、もとめる給与水準を実現する企業をたくさん生み出すことが政府の重要課題。人手不足と労働者の疲弊の解消というねじれた課題に向き合う日本の「働き方改革」よりはよほどシンプル。

 

以上、書き足りないことたくさんありますが、ひとまずご報告まで。

Sugita’s Tweets

連絡先:
〒530-0002
大阪市北区曽根崎新地2-3-13
若杉大阪駅前ビル7階
tel/fax:06-6131-7861

地図はこちら
お問合せ