万引き家族、遅ればせながら(2018.7.16)

大阪の地震の影響で近隣のいくつかの映画館がいまだに閉鎖中。

なので大混雑のエキスポシティの映画館で遅ればせながら『万引き家族』を見る。

1日5回上映で、中規模のシアターが7割ほどの入り。老若男女、幅広い客を集めている。

カンヌで最高賞を受賞し、安藤サクラの演技も絶賛(→わたしも同感)されている作品に対し、批評めいたことは書き(け)ませんが、思ったことを少々。

 

犯罪があり、正義があり、毒があり、癒しがあり、そういった社会を構成する相反する要素が散りばめられ、それらがバランスを保ちながらストーリーが進む。

これがラテン系の作家ならもっと毒があって猥雑な感じになるだろうし、韓国系なら目を覆う暴力シーンが入るだろうし、フランス系なら登場人物がエキセントリックになるだろう。

是枝監督のバランス感覚が、わさびは効いているが多くの人の口に合う、絶妙な味付けの和食を作り上げた。

甘ったるいファンタジーではない苦い大人の映画であって、ギリギリ家族一緒に見られるエンタテイメント。

それが老若男女、幅広い集客につながっていると思う。

 

是枝シェフの和食は、口うるさいフランス人の舌もうならせた。

次回作はカトリーヌ・ドヌーブ主演だそう。

フォアグラがお題として出された道場六三郎のような趣向である。

日本人が箸をつけるのは、ちょっとだけ勇気がいりそうだ。

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