令和時代の街(2019.4.15)

昭和の終わりに、東京での浮わついた学生生活を経て関西にやってきた。

「東京の方が断然楽しいな」と思ったことを覚えている。

もちろん、よく知らない土地だからどこに楽しいことがあるかはよく分からない。

ただ、東京はニッチな店が成り立つ消費規模があるので、変わった店がたくさんある。

街をブラブラしているだけでいろんな情報があって、飽きることがない。

街自体が遊園地で、情報を消費してもしつくすことがない。

 

関西ではそうはいかない。

ニッチな店は立ち行かないから、伝統的なもの、一般的なものを扱う店がどうしても多くなる。

当時は情報誌「ぴあ」全盛の時代。

簡単な記事で「行ってみたい」と思わせる店は圧倒的に東京に多かった。

 

一方で、関西には圧倒的なコミュニケーション文化がある。

リズミカルで抑揚があり、タメグチなのか敬語なのかよくわからないような言い回し、ボケとツッコミを典型とした会話のモードなどなど。

指示命令、上意下達とは違った言葉の応酬がコミュニケーションの基本形。

残念ながら「ぴあ」には載らない価値である。

ちなみに、無口な人もいる。当たり前ですが、念のため。

 

桜橋ビジネス勉強会で、将来の関西のビジョンをあれこれ考えた。

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「関西の長所」を議論する上で、このコミュニケーション文化は外せないものだと考えている。

たとえば、老若男女がフラットに語り合える社会というビジョンはどうだろう。

社会のビジョンというより、それぞれが考えるビジョンを語り合う”メタビジョン”とでも言うべきか。

 

年寄りが偉そうにしない。偉そうにはしないが意見ははっきり言う。遠慮しない。

10代、20代も遠慮しない。

遠慮しないが聞く耳も持つ。

互いが何言っているのかよくわからなくても、そんな意見があることを胸にしまっておく。

 

関西にいるとなんだかいろんな人と付き合える、世間が広がる。

億万長者を目指すならシンガポールやニューヨークに行っといで。

帰ってきたらまた話でもしようや。

たとえ生まれ育っていなくても、そういうホーム感が持てる場所。

こういう街は実は相当に新しく、令和的なんじゃないだろうか。

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