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桜橋ビジネス勉強会

第24回 孫正義氏はどんな会社に投資しているのか?(2019/12/7)

無事終了いたしました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

孫正義氏はどんな会社に投資しているのか?

今年4~6月、ソフトバンクグループ(SBG)が全世界の主要企業の増益額でナンバーワンになったという記事がありました(日本経済新聞8月20日)。アルファベット(グーグル)を抑えて堂々の一位。中国のアリババ株の売却が増益の主要因とのことで、SBGは通信関連の事業グループというより孫正義氏率いる投資会社と見るべきでしょう。

投資活動の中核である「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」は、「AI(人工知能)の投資機会を総取りする(週刊ダイヤモンド2019/8/10・17号)」という同氏の熱い思いのもと、1号ファンドを17年に立ち上げました。投資先は80社以上、運用規模は約11兆円です。現在は2号ファンドの出資者を募っている段階で、すでに1号ファンドを超える金額を集めています。出資者はアップル社やマイクロソフト社などの“老舗”IT企業、サウジアラビアなどの中東諸国、さらには日本のメガバンクと、世界のベンチャー投資マネーの結節点とすら言えるでしょう。

投資先は、米・ウーバー・テクノロジーや中国・滴滴出行(DiDi)のような有名な企業から、米・WeWorkのようなシェアオフィス運営会社(ここはいろいろと問題がありそうですが)、さらには印・FirstCryという、日本人にはなじみのないベビー用品通販サイトなどと、多岐にわたっています。すべての会社がハッピーエンドになるとは思えませんが、いくつかの会社は未来のキープレーヤーになっていくはずです。

今回は、同氏がどのような会社に投資しているのかをつぶさに探り、どのような点に魅力を感じているのか、さまざまな報道資料から読み解きたいと思います。未来を占う“水晶玉”をのぞき込む気持ちで、孫正義氏の描く未来を共有する場にしたいと思います。

※なお、11月初旬に中国杭州視察ツアーに行ってまいります。杭州はアリババ本社が所在する大都市で、アリババ経営の「未来型ホテル」に宿泊し、現地の先端的な小学校にも訪問予定です。そのご報告もさせていただきます。

●日時:2019年12月7日(土)14:00~17:20

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