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ビズドリ

ケース5 部長選挙 ~部長不要論の社長がとった驚きの施策とは?

ビスドリって何?

ビズドリは、これからの企業経営を討議するためにゼータコンサルティング株式会社が作成した架空のストーリーです。
登場する人物、企業、製品、サービス、経営管理、消費行動、政策などの設定はすべてフィクションです。

部長はいらないと若い三代目社長が言い出した。
すったもんだの挙句、全社員から選挙で部長を選ぶことに。
役員は目をかけている部下に立候補をうながし、したたな社員は報酬を吊り上げようと画策する。
誰も手を挙げない人事部長に立候補したのが、仕事のできない社長の親族。
果たして対立候補は現れるか?!

冒頭サンプル

一般的に、部長という肩書は人気である。名称に重みがあり、世間体もよい。仕事においては課長ほど大変ではなく、役員ほど責任がない。サラリーマンのベストポジションだという人もいる。以下は、部長職をめぐる、ある会社の奇想天外な制度改革の顛末である。

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金属加工を手掛ける、300人ほどの中堅メーカーの二代目社長が急死した。次の社長をどうするかと、役員と創業者一族の株主が集まったが、一向に結論が出ない。すったもんだの挙句、ここはやはり創業家から社長を出すべきとの意見が多数を占めるようになった。著名な大学を出て、海外留学経験もあるということで、ITベンチャーに勤めていた前社長の一人娘に白羽の矢が当たり、20代の新社長が誕生した。

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ディスカッションのテーマ

  • マネジメントの最小単位(課・チームなど)と経営層の間には、どれほどの役職階層が必要だろうか。
  • 公募や選挙により、社内の人事配置を「民主化」する仕組みを具体的に考えよ。そのうえで、メリットとデメリットを挙げよ。
  • 出資者が経営もするLLC(合同会社)、特定の所有者や管理者を持たないDAO(分散型自律組織)など、株式会社以外にさまざまな組織形態がある。それぞれのメリット、デメリットを考え、これからの自社の組織像を構想せよ。

カテゴリー:人事組織

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